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命題

前回書いたが、私の命題は父との関係改善だろうと思う。
自分の父、夫の父、父である夫。
執着せず、コントロールせず、向き合う事ができるのか。
逃げても無駄。
そんな声が聞こえる気がするのは、天使さまですか?それとも潜在意識さまですか?

逃げても無駄と思うのは、これも母が理由である。
母は父から逃げたが、自分で責任を自覚しないまま、問題を解決しないまま逃げたので、また同じ問題にぶち当たった。
男である。

母の経営する店の客だった男と再婚したものの、今度は本物のクズだった。男は私と年がかわらないくらい、若い男だった。
母の貯金を食いつぶし、働かせた。
母の店は借金のかたに取られ、私が気づいた時には、巨額の生命保険までかけられていた。
母は美人だった。だから、20歳近く年下の男が、近寄って来る事に異常さを感じられなかったのかも知れない。美人が裏目に出る悪い例。
私は親の願いで、この男の養女になり、嫁に来た。父として同じ苗字で結婚式をあげたいという理由である。
しかし、この男が父以上の借金男だった事に気づき、ここでもまた姻戚関係消滅の手続きをしている。私もまた、逃げた問題が戻って来たのだ。逃げて良い事はない。
しかし、実の父との姻戚関係消滅の経験があったから、逃げられたのも事実。普通はそんな手続きがある事は知らないと思うので、母が離婚して逃げられても、私は逃げられなかった。経験はどんな事でも身を助けるもんだ。

母はこの男にもコントロールを発動し、貢いだ分を回収しようと意地になっていた。
これだけしてやったんだから、老後の面倒見てもらう!と言っていたが、今の生活の面倒も見れない、見れないどころかヒモ状態なのに、老婆になった自分を大事にしてくれるわけがないと何故気付かない。私や妹に「あなたは結婚詐欺に遭ったんです。相手はカネ目当てだから、さっさと逃げましょう」と説得され、やっと離婚を決意した。したものの、相手が怖くて逃げられない。そこで私の出動である。
またまた割愛するが、母の代わりに私が男と大喧嘩し、うまく手を出させ、警察沙汰に。
警察を異常に怖がっていた(多分、何か余罪があったのだろう)男は、被害届けを出さない条件で、あっさり別れてくれた。私はこの時、自分の一部が役目を終えて剥がれ落ちた感覚を持った事を覚えている。ありがとうヤンキー生活。チンピラばりに怒鳴られたって、怒鳴り返せる勝ち気さは、この時のためのものだったのね、と(笑)事実、これ以来、私のヤンキーは発動していない。

母が2人の男から逃げた事は間違いじゃない。でも、逃げる算段から逃げ、他人をつかったのは間違いだったと思う。
二度とも使われたのは私だったけど、親を思う子の気持ちを利用するのはどうなのよ。
だから私は、絶対に子供に夫の悪口を言わないのだ。

実家に戻った母は、祖父を看取り、祖母と暮らしている。祖母は、ろくな年金もない母のため、1日でも長生きしなければ、と100歳近くなるが元気である。
依存し執着し、コントロールしあう関係は人生をだめにする。
私は、この気付きをどう生かしていくべきか。まずは私が、依存、執着、コントロールを手放してみよう。